2023年のFIBAバスケットボールワールドカップで一躍脚光を浴びたジョシュ・ホーキンソン。日本代表の帰化選手として、卓越したスキルと安定感のあるプレーでファンの心をつかみました。2025年現在も彼はBリーグと日本代表の中心的存在として活躍しており、その歩みから目が離せません。
本記事では、ホーキンソン選手の経歴、プレースタイル、日本代表としての貢献、Bリーグでの活躍、今後の展望などを総合的に解説します。彼の魅力を改めて知ることで、バスケットボール日本代表の未来を一緒に考えてみましょう。
ステップ①|ジョシュ・ホーキンソンのプロフィール
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | ジョシュ・ホーキンソン(Josh Hawkinson) |
生年月日 | 1995年6月23日 |
出身地 | アメリカ・ワシントン州 |
身長 / 体重 | 208cm / 104kg |
ポジション | パワーフォワード / センター |
出身大学 | ワシントン州立大学(Washington State University) |
所属チーム(2025年現在) | サンロッカーズ渋谷 |
日本代表歴 | 2023年~(帰化選手) |
ステップ②|学生時代〜プロ入りまでの道のり
ホーキンソン選手はワシントン州立大学で活躍し、NCAAディビジョン1で計3年間スターターを務めました。大学時代はリバウンド王として知られ、卒業時には同大学のリバウンド記録を塗り替えるほどの成績を残しています。
2017年に大学を卒業後、来日。最初に加入したのはB2リーグの信州ブレイブウォリアーズ。その後、ファイティングイーグルス名古屋(B2)を経て、2020年にはB1のサンロッカーズ渋谷に移籍し、本格的に日本バスケのトップシーンで頭角を現します。
ステップ③|帰化の背景と日本代表入り
帰化に至った理由
ホーキンソンは日本での生活を気に入り、バスケットボールを通じて日本社会とのつながりを深めてきました。その中で「日本代表としてプレーしたい」という強い思いを持つようになります。
2023年、正式に日本国籍を取得。これにより、日本代表として国際大会に出場する資格を得ました。FIBAのルールでは、代表登録できる帰化選手は1人のみ。その座を争う中で、彼の高いバスケットIQと献身的なプレーが評価され、代表入りを果たします。
ステップ④|FIBAワールドカップ2023での大活躍
2023年のFIBAワールドカップは、ホーキンソンの存在感を世に知らしめた大会でした。
日本代表での成績(2023W杯)
- 平均得点:21.0点
- 平均リバウンド:10.8本
- フィールドゴール成功率:約60%
- フリースロー成功率:90%以上
彼は内外問わず正確なシュートを放ち、ディフェンスでも高いリバウンド力とヘルプ能力を発揮。日本が48年ぶりにW杯で自力五輪出場権を獲得できた大きな要因の一つとなりました。
ステップ⑤|Bリーグでの存在感
所属チーム:サンロッカーズ渋谷(2020〜)
ホーキンソンは2020年からB1のサンロッカーズ渋谷でプレー。インサイドを中心にリバウンド、スコアリング、ディフェンスすべてにおいてチームの柱です。
直近シーズン(2024-25)のスタッツ(仮想)
- 平均得点:17.2点
- 平均リバウンド:11.5本
- アシスト:3.1本
- ブロック:1.8本
若手との連携や、ピック&ポップ戦術でのアウトサイドシュートも成功率が高く、Bリーグの中でも安定したパフォーマンスを継続しています。
ステップ⑥|ホーキンソンのプレースタイルと魅力
🟢 オールラウンダーとしての完成度
ホーキンソンの強みは、インサイドのフィジカルだけでなく、シュートレンジが広く3Pも得意な点です。208cmというサイズで、スピードもあり、現代型ビッグマンの理想像とも言える選手です。
🟢 高いバスケットIQ
リバウンドやスクリーン、ポジショニングなど、数字に表れにくい部分でも彼のインパクトは絶大。試合終盤のクラッチタイムでは冷静な判断ができるため、監督からの信頼も厚いです。
ステップ⑦|2025年以降の日本代表での役割
2024年のパリオリンピックでは、ワールドカップ以上にハイレベルな戦いが予想されました。ホーキンソンはその中で安定したリバウンドと得点力を維持し、日本が健闘する上で欠かせない存在でした。
今後のアジアカップやワールドカップ予選でも、日本代表の軸として活躍が期待されます。河村勇輝選手、富永啓生選手、馬場雄大選手らとともに、新しい日本代表の黄金時代を築いていくでしょう。
まとめ
ジョシュ・ホーキンソン選手は、単なる帰化選手という枠に収まらない、日本バスケットボール界にとって極めて重要な選手です。その卓越したスキルと日本への強い思いが、代表チームをより強く、より魅力的なものへと変えていくことは間違いありません。
2025年以降の活躍にも注目しつつ、今後の日本代表バスケをホーキンソン選手とともに応援していきましょう。